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ベネディクトゥス7世 (ローマ教皇) : ウィキペディア日本語版 | ベネディクトゥス7世 (ローマ教皇)[べねでぃくとぅす7せい] ベネディクトゥス7世(Benedictus VII, ? - 983年)は、ローマ教皇(在位:974年 - 983年)。 トゥスクルム(Tusculum)伯の家系出身で、ダヴィド(David)という人物の子としてローマに生まれる。血脈はスポレート公アルベリーコ2世(932年 - 954年)と繋がり、またローマの有力貴族クレスケンティウス家とも繋がる。教皇就任以前はストリ司教を務める。 神聖ローマ帝国皇帝オットー2世の使者シッコ(Sicco)の影響下にあったローマ市の聖職者と市民によって教皇に選出される。この選出は神聖ローマ帝国と地元貴族の妥協によるものであった。 在任中、対立教皇ボニファティウス7世(在位:974年および984年-985年)を退位させ破門に付し、また皇帝オットー2世とともに修道院改革や教会改革を促進させている。981年3月にはサンピエトロ教会で開催した教会会議を主宰して、シモニア(聖職売買)の禁止を決議した。同年8月にはラテラノ教会でも教会会議を開催した。 またベネディクトゥス7世は甥のフィリッポ・アルベリキ(Filippo Alberici)を伴ってイタリア中部のオルヴィエートを訪れている。フィリッポは後になってオルヴィエートに居住し、1016年にはこの町の執政官となっている。
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